皐月賞回顧~レコードなのに、ダービーとは直結しない?~

【レース回顧】

皐月賞(3歳G1・中山10F)
06:35.6-48.6-35.7=1'59"9
 メイショウサムソン6-5-4-3、ドリームパスポート9-8-6-9
07:35.5-48.5-35.9=1'59"9
 ヴィクトリー2-1-1-1、サンツェッペリン1-2-2-2
08:36.2-50.3-35.2=2'01"7
 キャプテントゥーレ1-1-1-1、タケミカヅチ12-11-11-8
09:34.8-48.3-35.6=1'58"7
 アンライバルド11-11-12-9、トライアンフマーチ18-18-16-16
10:35.4-49.5-35.9=2'00"8稍
 ヴィクトワールピサ14-13-7-8、ヒルノダムール14-15-15-12
12:35.8-47.1-38.4=2'01"3稍
 ゴールドシップ18-18-17-6、ワールドエース17-17-17-15
13:34.1-48.0-35.9=1'58"0
 ロゴタイプ7-7-8-5、エピファネイア7-7-5-3

テンはここ最近では最も速く、中盤もそれなりの速さ。他の年に比べ、中盤までもを大きく上回り、いかに前の馬にとって厳しかったか分かるだろう。08年の「86.5」など、比較の余地もない。
そう考えると、4コーナー3番手通過での2着のエピファネイア、もちろん1,3着の両馬も10番手以降に下がることないことはかなり評価できるところである。08年を逃げ切ったキャプテントゥーレと同等のテンから、3秒速い中盤を踏んでいる点など、今年のタイムが出る馬場を考慮したとしても及第点ではないだろうか。負けた中ではクラウンレガーロが楽しみではある。

という訳で、レース自体が厳しい流れで一定のレベルにあることが担保された上で、これを中団から3着馬を離した1着ロゴタイプ・2着エピファネイアの価値はなかなかであることは誰も見ればわかるところ。
ただ、その上で敢えて言っておきたいのは、過去の実績に於いて、「前傾ラップの皐月賞は、ダービーに繋がっていない」ということ。しかも「1馬身差以上の完勝を収めた皐月賞馬でも、ダービーは決して盤石ではない」し、もっと言えば「1馬身差以上で完敗した皐月賞2着馬も、ダービーでは全く結果が出ていない」のだ。

【A】「テンより上がりが0.5秒以上掛かった前傾ラップの皐月賞」
02年:1着ノーリーズン(ダービー8着)、2着タイガーカフェ(ダービー10着)
09年:1着アンライバルド(ダービー12着)、2着トライアンフマーチ(ダービー14着)
10年:1着ヴィクトワールピサ(ダービー3着)、2着ヒルノダムール(ダービー9着)

【B】「勝ち馬が1馬身差以上の完勝だった皐月賞」※中山開催のみ
02年:1着ノーリーズン(ダービー8着)、2着タイガーカフェ(ダービー10着)
04年:1着ダイワメジャー(ダービー6着)、2着コスモバルク(ダービー8着)
05年:1着ディープインパクト(ダービー1着)、2着シックスセンス(ダービー3着)
08年:1着キャプテントゥーレ(ダービー回避)、2着タケミカヅチ(ダービー11着)
09年:1着アンライバルド(ダービー12着)、2着トライアンフマーチ(ダービー14着)
10年:1着ヴィクトワールピサ(ダービー3着)、2着ヒルノダムール(ダービー9着)
12年:1着ゴールドシップ(ダービー5着)、2着ワールドエース(ダービー4着)


上記2パターンとも、ダービーでの着順は散々なもの。【A】は連対馬の成績(0,0,1,5)、【B】で(1,0,2,11)である。計13頭で、ダービーで着順が人気を上回ったのは実にシックスセンス(7番人気3着)1頭だけという惨状。

果たして、今年の"強い"1・2着馬は「圧倒的に不利なデータ」を覆し、ダービーで結果を出せるのか。まぁ、上記のような統計資料だけを理由に買い/消しを決めることはないが、参考にはしたいと思っている。
もちろん有利データでは皐月賞を1番人気で優勝した馬は、86年以降、次走の日本ダービーで【5.0.1.0】という成績。また、皐月賞優勝馬が次走のダービーで1番人気だった場合には【7.1.1.1】などもある。
さて、今年はどういう結果になるのか?東京優駿が楽しみでならない